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月別アーカイブ: 2025年11月

TAIRA PROOFINGのよもやま話~第20回~

皆さんこんにちは!

 

沖縄県石垣市を拠点に防水や塗装を行っている

TAIRA PROOFING、更新担当の富山です。

 

 

 

塗装工事の要「下地処理」の重要性

 

 

はじめに

 

どんなに高級な塗料を選んでも、下地処理を怠れば塗装は長持ちしません

むしろ数年で剥がれやひび割れが発生し、再施工のコストがかかってしまいます。

ここでは塗装工事の基礎ともいえる下地処理について詳しく解説します。


1. 下地処理の基本工程

 

塗装前に行う下地処理は、大きく以下の流れで進みます。

  1. 高圧洗浄(汚れ・苔・カビを除去)

  2. 旧塗膜の除去(浮き・剥がれ部分を削る)

  3. ひび割れ補修(コーキングや樹脂で補修)

  4. 研磨・ケレン(鉄部のサビ落とし)

  5. シーリング打ち替え(隙間の防水処理)

 

▶︎ これらを徹底することで、塗料の密着性が高まり、施工後の耐久性に直結します。


2. 高圧洗浄の役割

 

外壁や屋根は長年の雨風で汚れや苔、カビが付着します。

これを高圧洗浄で落とさなければ、塗料はしっかりと付着しません。


特に屋根の苔は厄介で、残ったまま塗装すると下から浮き上がってしまいます。


3. ひび割れや剥がれの補修

 

外壁にクラック(ひび割れ)がある場合、必ず補修を行います。

放置すれば雨水が侵入し、内部腐食や雨漏りの原因に。


また、古い塗膜が剥がれている部分も、サンダーやケレンで丁寧に除去する必要があります。


4. 鉄部のケレン作業

 

鉄骨や鉄柵などの塗装では、サビ落としが最重要。サビが残ったまま塗装すると、すぐに再発してしまいます。


ケレン作業は「1種〜4種」に分類され、必要に応じてサンドブラスト電動工具も用います。


5. シーリングの打ち替え

 

外壁材のつなぎ目やサッシ周りは、シーリング材で防水処理されています。

経年劣化で硬化・ひび割れが起きるため、新しく打ち替えなければ意味がありません。


6. 下地処理を怠るリスク

 

  • 施工後すぐに塗膜が剥がれる

  • ひび割れからの雨漏り

  • 内部構造の劣化・腐食

  • 数年で再塗装が必要になり、費用が2倍に

 

▶︎ 下地処理は見えにくい部分ですが、ここを省略する業者は要注意です。


7. 下塗りの重要性

 

下地処理を終えたら、まず**下塗り(プライマー)**を行います。

これは塗装と下地をつなぐ接着剤の役割を果たし、仕上げ塗料の性能を最大限に引き出します。


まとめ

 

塗装工事は「塗料選び」以上に「下地処理」で結果が決まります。

  • 高圧洗浄で汚れを落とす

  • ひび割れや剥がれを補修

  • サビや古いシーリングを除去

  • 適切な下塗りで仕上げ塗料を活かす

 

この一連の流れを丁寧に行うことで、塗装は10年、20年と耐久性を発揮するのです。

 

 

 

次回もお楽しみに!

 

 

 

弊社は沖縄県石垣市を拠点に防水や塗装を行っております。

『現状で塗装や防水が必要なのか?また必要であれば、何処に何をどの程度やった方がいいのか?』

不明な点は多いかと思います。

TAIRA PROOFINGでは、お客様へ十分に検討いただけるよう分かりやすく

ご説明いたしますのでお気軽にお問い合わせください。

 

 

 

お問い合わせはこちらから!

 

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TAIRA PROOFINGのよもやま話~第19回~

皆さんこんにちは!

 

沖縄県石垣市を拠点に防水や塗装を行っている

TAIRA PROOFING、更新担当の富山です。

 

 

防水工事の鉄則 ~失敗を防ぐ5つのプロの極意~

 

 

 

防水工事は、「建物を水から守る最後の砦」です。


しかし、施工不良や設計ミスによる漏水事故は、建物の寿命を縮め、修繕コストを膨らませる重大トラブルにつながります。


ここでは、防水工事における5つの鉄則
を、プロ目線で紹介します。


■ 鉄則①:防水計画は「建物の用途・構造」に合わせる

 

防水工事の基本は、正しい工法の選定です。

  • 屋上 → アスファルト防水 or シート防水

  • バルコニー → ウレタン防水 or FRP防水

  • 地下 → 浸透系防水+外壁防水

誤った工法選定は、漏水リスクを高める最大の原因です。


■ 鉄則②:下地処理を徹底する

 

防水層は、下地に密着して初めて機能します。

  • クラック補修

  • 不陸調整(段差・凹凸の修正)

  • プライマーの均一塗布

下地不良=防水不良
施工前の下地確認と補修を怠らないことが、長持ちする防水の第一歩です。


■ 鉄則③:端部・立ち上がり・ジョイントを甘く見ない

 

防水層の弱点は、端部や立ち上がり部分

  • シート防水 → ジョイントの溶着不良

  • ウレタン防水 → 端部の塗り厚不足

防水のトラブルの多くは、このディテール処理の甘さが原因です。


■ 鉄則④:施工環境を管理する

 

防水材は、温度・湿度・天候に大きく影響されます。

  • ウレタンや塗膜防水 → 雨天NG

  • シート防水 → 強風時は施工不可

無理な施工スケジュールは、品質を大きく損なう原因です。


■ 鉄則⑤:定期点検とメンテナンスを怠らない

 

防水層は「施工して終わり」ではありません。

  • 5年ごとの点検

  • ドレインの清掃

  • 表面保護トップコートの再塗布

小さな異常を放置=大きな漏水事故に直結


メンテナンス計画まで含めて、初めて防水工事は完成です。


まとめ

 

防水工事で失敗しないためには、

  • 工法選定

  • 下地処理

  • 端部処理

  • 施工環境管理

  • メンテナンス計画

 

この5つの鉄則を守ることが不可欠です。


防水は見えない部分だからこそ、プロの徹底管理と確かな施工が求められます。

 

 

 

次回もお楽しみに!

 

 

 

弊社は沖縄県石垣市を拠点に防水や塗装を行っております。

『現状で塗装や防水が必要なのか?また必要であれば、何処に何をどの程度やった方がいいのか?』

不明な点は多いかと思います。

TAIRA PROOFINGでは、お客様へ十分に検討いただけるよう分かりやすく

ご説明いたしますのでお気軽にお問い合わせください。

 

 

 

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